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ソロツーリング見聞録⓪:鹿児島県本土で慣らし運転

父&妹付き添い実践演習🏍

2019年7月末、42歳にして普通二輪免許を取得した私。
2020年3月に愛車HONDAレブル250をゲットしたものの、最初はおっかなびっくり近所を走る程度で、ほぼ車庫に放置しておりました。

しかし慣らし運転をしなければ、と(160㎝にベタ足でお気に入りKAWASAKIバルカン650㏄)及び(子どもたちの送り迎えに大活躍YAMAHAアクシス Z125㏄)に付き添いをしてもらい、片道1時間ほど郊外へ散策に出かけることに。
当時67歳の父+40代の娘2人のツーリングはなかなか異色だったかもしれませんね。

ベテランの二人に挟まれる形で、のんびり休み休みの実習スタート。
ウインカーひとつとっても不慣れ過な私。戻し忘れて延々と点灯させていたり、間違えてクラクションを鳴らして周り以上に自分がビビったり。
一人だと恥ずかしいけど、父と妹に突っ込まれつつで徐々に慣れることができました。

そうそう話題はそれますが、このウインカーの位置メーカーや車種で場所が異なるのをご存じですか?
クラクションとウインカーが上下逆さまだけならまだしも、左右が違うとか何かの罠としか思えぬ所業です。おかげで妹のバイクや父のカブを借りる際には、今でも往生いたします。

実は妹も40歳で教習上へ

18歳で車の免許と共に普通二輪の免許を取得していた妹ですが。
私の二輪免許取得直前に、実は40歳にして大型二輪の免許取得を果たしておりました。
バイク店に嫁いだわけですから、やはりあったほうがよいという考えで。

とはいえすでに20年以上のキャリアがあるバイク乗りの身ですから、お茶の子さいさいかしら?とこちとら思うのですが。
教習所ではちゃんと「中型と大型は違うからな」と念を押され、結構厳しくされたとか。
よいことだ。
ちなみに講習が一緒になった方の中に、ハーレーに乗りたいという50代女性と、私と同じく150㎝そこそこの20代女性がいたそうです。
よいことだ。

妹は無事免許取得後、半年ほどちゃんと大型バイク(NT700V)を所有して普段使いしたうえで、実際に普段の足には邪魔くさいので、手放して先の小型スクーターに乗り換えました。
大型乗れるけど、ふつ~に小型に乗っているってのが、わが妹ながらかっこいいぜ。

65歳よりソロツーリングを楽しむ父

64歳にて長年勤めていた会社を退職し、悠々自適となった父。
地元奄美大島で一人暮らしをしておりましたが、妹に「お店に足つきのいいバイクがあるよ~」とそそのかされ?まんまと購入したのが、件の愛車です。
小柄ながら若い時分には、その身体能力の高さでたいていのバイクをのりこなしていた父ですが。
Kawasaki製のアメリカンにまたがって初めて知るべた足の感触
還暦を迎え、車の運転も少々危なげになっていた自覚のある父は、「安定」のあるその乗り心地に一瞬で魅了された模様。

その後一通り奄美で乗り回し(一度山道でこかして、レスキューを呼びましたが)、鹿児島市内の妹宅に預けてからは、上鹿時の足として楽しむように。
大好きな温泉目当てに鹿児島県本土散策、からの足を伸ばして隣県熊本・宮崎などへの一泊ソロツーリングを何度か楽しんでおりました。

父と二人で県内ツーリングレッスン

鹿児島の地図

そんなわけで私の休みに合わせて父が鹿児島へ来れるときには、片道2時間程度の日帰りツーリングに同行してもらうように。
私は現在鹿児島市内在住ですので、そこを起点に北は霧島~南は枕崎まで。まずは薩摩半島(鹿児島本土は鹿児島湾をはさんで二つの半島からなります)をぐるりとめぐりました。

指宿などは砂蒸し温泉等有名ですが、ほかにも地元にいい温泉がいっぱいあって、町並みもすごくきれい(「菜の花マラソン」の頃は、文字通り菜の花だらけ)。何度行っても楽しめます。
知覧町(武家屋敷や特攻隊の記念館で有名)など山道を走り抜けていく観光地もさわやか。そして外海に面した海岸線も気持ちがいい。

しかしなんといっても、鹿児島湾内に沿って走るのが最高です。
そんなわけで薩摩半島を一通り走ると、次は大隅半島へ。
湾内の桜島フェリー垂水方面フェリーも活用して、段々と行動範囲は広がります。この短時間の船旅もよき。
紅葉の時期には垂水市の「千本イチョウ園」など見ごたえがありました。
ほかにもいろいろな景勝地がありますが、余裕がなく写真をほとんど残せなかったのが悔やまれます。

「バイク行(ぎょう)」に目覚める

走る距離が増えていくほどに「無心で風を切る」運転そのものの魅力にも気が付くようになりました。

ところで仏教におけるぎょう(修行)」は、滝行のようなダイナミックなものだけでなく、生活のあらゆるところにあると聞きます。よく修行僧たちが雑巾がけをしているあれなどもまさしく行の一環。
また歩く際に一歩一歩を意識する「歩き行というものもあるそうです。
バイクで30分ほど走り続けると、ものすごく「無」になっていきます。これってなんならバイクぎょうと呼べなくも?
信仰しているわけではないのですが、仏教の精神にはすごく惹かれるものがあります。そんな私的には、ちょっとその境地を味わえるこの疾走中の無心感が、また次はるツーリングへといざなうのです。

Googleマップのナビアプリで独り立ち

父と二人で走るときは、何も考えず父の後をただ追っていたのですが。
バイクにスマホをセットできるようになってからは、ナビを駆使して一人で遠出できるようになりました。
もちろん標識を見て走れますが(車の免許を取りたての頃は、標識と紙の地図でどこへでも行ったものです)、車でもだいぶ前からナビ頼みに落ちぶれていたのは事実。やはりあると大変便利です。
そんなわけで週末には、ナビを見ながらすでに出かけた界隈をおさらいするようになりました。

ちなみにこのナビですが、曲がりくねった山道を走るときにとてもとても重宝します。
くねくねがあと10㎞続くなとか、この先はヘアピンカーブだな、などと曲がり具合が前もってわかると、すごく運転がしやすいのです。
やや邪道かもしれませんが、まあ安全第一ですし。

ちなみに最初に買って取り付けたスマホホルダーは全然使えず破棄。バイク乗り達におすすめされたものを買い直したところ、今度はすこぶる使いやすくてヘビーユーザーに。
もし購入を検討されている方にはぜひこれを‼

スマホをセットしてこの赤いボタンを押すと、上下のホルダーがカチッとセット
横の出っ張りを推すと
簡単にホルダーが外れます

そして次なるステップへ

ナビがあればどこへでも行けることにも後押しされ、段々と夢は膨らみます。
とりあえず九州制覇からスタートよね。
四国お遍路さんをバイクでするのもすてきだわあ。

2025年5月時点で、鹿児島・沖縄・熊本・宮崎まで足を延ばしました。
まずはその記録を今後ご紹介してみます。
そしていずれ、訪問先が増えましたら、その都度ご報告できれば幸いです。
よろしければ、お目通しくださいませ♪

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