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Book:25「チグリスとユーフラテス」(1999)新井 素子 著

もしも自分が人類の最後の一人になったら。考えただけでも恐ろしいですよね。この物語はそんな状況に置かれた一人の老女ルナの、生まれた意味を問う切ない物語です。ポップな文体には似つかわしくないほど重いテーマの中に、希望はあるのでしょうか。
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Book:24「‹完本>初ものがたり」(2013)宮部 みゆき 著

小説家宮部みゆきの描く江戸の世界。そこでは、人情味あふれる人々がいきいきと行き交います。その時代小説の集大成ともいえる最新作の、原点ともなっている本作品。生粋のファンはもちろん、宮部作品の導入としてもふさわしい。そんな一冊をご紹介します!
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Book:21「神様の定食屋」(2017)中村 颯希 著

死んだ誰かの心残りを晴らすために、体を貸しておいしい料理を手掛ける主人公。隠し味は、優しい思い。その温かな時間に寄り添ってみてください。
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Book:19「博士の愛した数式」(2003)小川 洋子 著

80分しか記憶がもたない博士と、いったいどんな人間関係が築けるのか。人と人がつながるのに、あるいは記憶も時間も関係ないのかもしれません。そんな博士と赤の他人の母子に流れる温かな時間。小さく優しい奇跡が生まれる場所へといざないます。
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Book:17「風車祭(カジマヤー)」(1997)池上 永一 著

マブイやユタやマジムン!それって何?沖縄ならではのファンタジー世界はもはやカオス。それでもその世界観に、気が付けば笑って泣けます。八重山出身の作者が贈る、沖縄の沖縄による沖縄のための一冊をご紹介!
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Book:14「彼女について」(2008)よしもと ばなな 著

美し文体と、寂寥感の潜む優しい世界観へ、あまたをいざないます。
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Book:12「かもめ食堂」(2008)群 ようこ 著

群ようこのゆる~い世界観を堪能しつつ、自分も何かできるんじゃないかな?と励まされる一冊です。
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Book-:10「流転の海」(1984)宮本 輝 著

豪傑にして繊細。横暴さの中に無私の優しさ。50歳で初めての子を授かった、男:松坂熊吾の生き様に、心揺り動かされます。
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Book:9「深海のYrr」(2004)フランク・シェッツィング 著

ドイツの小説家が導く、深海ホラーエンターテインメント。読書好きなら、そのボリュームにも舌鼓。しかし決して退屈することなく、一気読みできる名作です!
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Book:7「神の子どもたちはみな踊る 」(2000)村上春樹 著

主人公片桐がアパートの部屋に戻ると、巨大な蛙が待っていました。「ぼくがここにやってきたのは、東京を壊滅から救うためです」シュールな世界観に、深い考察をもたらす。濃縮された村上ワールドへ、亜ハルキスト的解釈でいざないます。
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