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超個人的おすすめ小説たちです! 小説
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Book43:「流れ星と遊んだころ」(2003)連城 三紀彦 著

当初ミステリ作家として、高い評価を受けていた著者。その手腕をもとに恋愛小説を手掛けたところ、なんともトリッキーかつ叙情的な、ほかに類を見ない作風を醸し出すようになったお方です。私は大学生の頃、恋愛観をこじらせたヤバい友人に激推しされ著書を手...
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Book:40「黒猫」(1843)エドガー・アラン・ポー 著

エドガー・アラン・ポーといえば、推理小説の開祖と言われる人物です。鋭い洞察力で未解決事件の謎解きをする友人の様子を、「語り手」が描写する『モルグ街の殺人』。半世紀後に刊行されたコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズでは、同様の手...
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Book:38「奇妙な昼さがり 32のショートショート」(1993)阿刀田 高 著

小学校の教科書で「星新一氏のショートショート」に感銘を受け、片端から著書を制覇した中学時代。その魅力は今更語るまでもないでしょう。一通り読み終え、星氏の長編も手にしたのですが、やはり「ショートショート」が読みたい。ジャンルロスに陥った私は、...
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Book:37「ぼくは勉強ができない」(1993)山田 詠美 著

山田氏といえば、外国人(特に黒人)男性との恋愛を描いた物語で有名ですね。外国人男性とお付き合いすることの多い女性から、多く共感を得ています。私自身は中高生の頃、自分とは縁のない世界のお話として楽しんだものですが。大人になって実際に外国人男性...
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Book:36「キュア」(2008)田口 ランディ 著

田口氏の著書といえば、全体的にかなりスピリチュアルで性描写が生々しいものが多く、受け付けない人には、ただグロテスクに感じるかもしれません。私はといえば、彼女の代表作でもある『コンセント』『アンテナ』『モザイク』の三部作に非常に感銘を受けた一...
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Book:35「彼のこと」(1994)藤堂 志津子 著

大人の恋愛や女性の葛藤を、繊細に美しく描く作家さんでいらっしゃいます。特に20代の頃、定期的に図書館通いしていた際に、目当ての本がない時には決まって彼女の著書を手にしていました。本は読みたいけれど、コレというものが無いな~というときの代替策...
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Book:31「メタボラ」(1997)桐野 夏生 著

記憶を失った《僕》は何かから必死で逃げている。そこで偶然出会った青年と、二人新たな名前のもとに生きなおすことに。沖縄の社会問題、現代の抱えるあらゆる闇。その中でもがきながら、生きる二人は不格好で破滅的。でもどこかで、希望に満ちています。
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Book:30「落花流水」(2002)山本 文緒 著

わがままいっぱいの幸せな少女だった、7歳の手毬。しかし運命は彼女を翻弄。奔放な母に振り回され、半ば不遇の学生時代を余儀なくされながら、したたかに生き抜いていきます。しかし恋愛が彼女をむしばんでいきます。そんな彼女の、67歳までの歩みとは。
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Book:28「時の石」(1983)栗本 薫 著

栗本氏といえば、約30年間の活動期間内に、新刊だけで約400冊の作品を発表したという驚異的な人物。執筆が非常に早く、自身で読み直しや推敲・校正もほとんどしなかったということですが、もちろんその筆致は卓越したものです。ジャンルはSF、ファンタ...
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Book:27「変身」(1915)フランツ・カフカ 著

ある朝、グレゴリー・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気づいた。フランツ・カフカ「変身」冒頭部より誰もが少なくとも名前は知っている名作ですね。まったくもって今さらおすすめもない...
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